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ゾディアック

ゾディアック1969年アメリカ・サンフランシスコ。
「ゾディアック」と名乗る男が、自らの殺人を告発する手紙を、地元新聞社に送りつけてくる。それはアメリカ史上最凶の連続殺人事件の始まりだった。
声明文が届けられた新聞社のイラスト担当者・ロバート(ジェイク・ギレンホール)は、添えられた暗号を解読するうちに、事件に引き込まれていく。
同じくゾディアックを追う、記者のポール(ロバート・ダウニーJr)、捜査官のトースキー(マーク・ラファロ)…3人の男たちは、次第に人生の歯車を狂わされていくのだった。
果たして、ゾディアックの正体は!? 連続殺人の結末は……!?


「ゾディアック事件」が実際にあったことだということは知ってますが、詳細までは知らなかったので、この作品の告知を見た時は、モデルにしたサスペンスモノだと思ってました。劇場CMが妙に軽いノリ(「漫画家VS殺人鬼」のようなトコ)だったのも尚更拍車を掛けてたかも。

だもんで、ちょっぴり勘違いしたままで劇場突入でした。
80点。(脚本:4/演出:3/映像:3/音楽:3/配役:3)
なかなかに良作。面白かったです。

始まってから、「事実を脚色しつつも再現した、ノンフィクションに近いフィクション」だと気付き、そのせいで殺人シーンで実際の被害者の心情とか考えたりもして、素直に映画を楽しめなくなったりもしましたが、でもとにかく見せ方が良くて、画面に釘付けでした。

事実ありきなので、あっとおどろく展開になったりはしないんですが、主軸を「殺人犯ゾディアック」や「被害者や親族」ではなく、「殺人犯を追う男達の、人生が壊れていく様」に持ってきたのがとても効いてたと思います。
4人の目線から次々展開するので、シンプルなのに飽きもなく見れましたし。
まぁ…数ヶ月とか1年とか、カット単位でどんどん時間が過ぎていくので、事件に対する世間の注目度の薄れ方とか分かりにくくて、主人公達の「犯人を追う熱意と、忘れられつつある事件に対する苛立ち」に、ほとんど共感出来なくはありましたけど。

あと、実際の事件が未解決なので、本作でも未解決のまま終了するわけですが、それは失敗……というか、「映画にするには向かない題材かも」と思いましたね。
正直、全編にだる?い雰囲気が漂ってるので、それを締めるべく「事件解決」が無いのは「だる?い映画」にしちゃってるんですよ。
これが犯人が確定して終了してたら、ちょっとした推理要素も入って、観客が「自分の推理当たってた!」て高揚感も得られたでしょうし。
その辺がちょっと残念でしたね。
……もちろん事実をあからさまに曲げるのは御法度ですけど。

面白かったですが、なかなかモヤモヤが残る作品でした。

ちなみに、
「彼」がゾディアックと私の中で確定したのは、「時計を左腕にしてた」てトコだったんですが、実際に「左利きの人は腕時計は右腕にするのか」というと、必ずしもそうでもないみたいですね。
特に男性だと、「右腕に腕時計はホモ」て風説があるらしくて、あえて右にはしない人も多いみたいです。
:: 映画(2008年まで) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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