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スパイダーマン3
スパイダーマン3GWもまっさかり。でも、月末に高飛びする身としては金欠甚だしいので、ひたすら節約の連休です。
せめて映画くらいは……と、2夜連続鑑賞。
本日は「スパイダーマン3」に行ってきました。

「1」と「2」は、映画館ではなくTV放送→DVD鑑賞でしたが、今回は晴れて劇場にて。
映画館に行かなかったのは、「スパイダーマン? アメコミの映画化なんてかなりトホホな内容なんじゃないの?? アニメ版はギャグアニメとして見れば笑えるけど、ヒーローモノとしてはトホホな内容だし?」などと見くびってたからなんですが、たまたま「1」を見たら、なんのなんの! 面白いじゃありやせんか!
まぁ、「コメディモノとして笑えるけど、ヒーローモノとしてはトホホ」という不文律(?)はそのままでしたけど、それでもアニメ脳のワタクシには十分に「面白い」でした。

「1」と「2」だと、「1」が好き。
理由は、「1」の方がアホっぽいから。(目覚めてから伯父さん死去までは得に!)
「2」もそこここ笑えるけど、ちょっと悲哀出し過ぎて気の毒で……。
あと、ピーターは好きだけど、MJはどーーーーーーーしても好きになれず。
そんななのに、とうとう二人が結ばれる(であろう)「3」を見て楽しめるんだろうか?
……などと思いつつも、劇場突入です。
ストーリーは、
「ヒーロー」と「日常」の二重生活を上手く両立できるようになり、MJとの仲も順調。なにもかも上手く行って幸せいっぱいのピーター。
そんな時、スパイダーマンの正体を知った親友のハリーが、父の敵を討つべく、「ゴブリンJr.」となって戦いを挑んでくる。
激しい戦いの末、なんとか退けるスパイダーマン。ハリーは大怪我を負った上、最近の記憶を失ってしまう。
親友を生死の淵に彷徨わせたことを気に病むピーターだが、ハリーが記憶を失ったことで親友としての関係を取り戻せたことに喜びを感じてもいた。
ところが、幸せな時間は長く続かない。
ある日、ベン伯父さんを殺害した真犯人が、逃走中の脱獄犯・砂の力を操るサンド・マン=フリント・マルコだと知る。さらに、空から飛来した謎の生命体に寄生されたピーターは、ブラック・スパイダーマンとなって、殺意や慢心といった「負の感情」に支配されるようになっていった。
「復讐はまるで麻薬よ。何も生み出さない」
メイ叔母さんの忠告も耳には入らないピーターは、サンド・マンに怒りをぶつけるが、彼の体が崩れゆくと共に、彼の大切なものもまた崩れていくのだった。
MJとの関係、ハリーとの関係、そして自分自身……果たして、ピーターは本当の自分を取り戻せるのか? スパイダーマンは悪に堕ちてしまうのか!?

……て、こんな感じでしょうか。(ちょっと長かったかも)

75点。(脚本:3/演出:5/映像:4/音楽:3/配役:3)

感想は、「ま、良かった」です。
MJとの結末がハッピーにはならなかった「1」、ハリーに含みを残したままの「2」。
それぞれと同様に「ハッピーエンド!」って感じじゃなかったですが、それでも思ってたよりちゃんと「おわり」って感じになってました。(少なくとも「X-MEN3」よりは…)
MJその他との人間ドラマは、正直かなり中だるみ&おざなりを感じましたが、アクションは凄かったし、何よりハリーとのタッグバトルがかなり嬉しかった!
ハリーはそんなに好きじゃないんですが、今回はハリーがらみのシーンで良かった所が多かったです。(「2」から引っ張ったんだから、つまらなかったら困りますが…)
あと、「壊れてイケイケになったピーター」とか「栄誉市民の式典での行進曲」とか笑える要素も前作同様ちらほら。(ま、面白度は前2作のほうが上だったかな)
「1」も「2」も好きな人ならば、それなりに面白く感じるのではないでしょうか?
見た後の高揚感もそこそこ得られたし、私にとっては「1」「2」同様に「面白かった」に属する作品でした。

もちろん、気になる所は多々ありましたけどね……。
以下、ずらずらと。


まずはブラックスパイダーマン。
さんざん予告で「自分の中の悪との戦い」て吹いてたのに、ブラックスパイダーマンは「ココロの中から生まれてきた存在」ではなくて、「謎の宇宙生物のせいで染まっちゃった」って、お粗末な設定なのですよ。
隕石にくっついてたアメーバーみたいなのに寄生されてたんですよ。
そのアメーバーが黒いスーツになってたのデスよ!!
……なんか「悪いのは自分じゃなくて、悪い子になれって吹き込んだコイツなんだよ!」てな責任転嫁でご都合主義な結末。これじゃ、悪さした不良グループの言い訳です。むしろ、めちゃめちゃアメリカ的です。(もしかして皮肉なのかナ?)
不故意っぽく描かれてますが、明らかに防げるのに「うっかり」で何人も殺してるしね……。

それと「ソレで良いのか!?」と思ったのがサンド・マンことフリント・マルコの扱い。
そもそもの登場の動機――「病気の子供の為に大金が必要で、強盗を繰り返してて、たまたまあの時の暴漢と組んでたら、ベン伯父さんはずみで殺しちゃった」っての――が、ひたすら後付臭いし、それにサンド・マンになった原因も謎。
原作では「核実験で放射能浴びてこうなった」って、ケリー上院議員(@X-MEN1)と同じく「放射能は怖いし未知だし、わからんでもない」的な納得出来なくもない理由でしたが、今回の映画では「ヨクワカラン装置に掛けられたら分解されてその辺の砂と融合しちゃった」て、ひたすらハテナ。
その装置についてはフォロー無し(施設のフェンスに注意書きがあっただけ)だから、完全に「何で?」としか思わず。
(あ、よく考えると、ピーターがスパイダーマンになった理由もハテナだった!)
で、なんやかんやで対決することになるんですが、ピーターはともかくサンド・マン側には戦う理由無いのに、積極的に戦いを挑んでくる様にハテナ。
そのくせ彼の事情(娘のため)に関してはスルー。
ラストも、「それでいいんか?!?」て私が朝日に向かって叫びたかったですよ。
只単に映像を派手にしたかっただけとしか……。(トホホ)
特に後半は、無理矢理戦わせられてる感があって嫌でしたね。

結局のトコ一番嫌だったのは、「アメリカは正しい」って自国賛美。
ラストシーンの、「時には間違ったり横道に逸れるけど、選択したことが正しい」てピーターのモノローグなんて、刷り込み以外のナニモノでもないですよ。
復活したスパイダーマンのバックに星条旗バーン!
強いぜアメリカ、イケイケアメリカ!
う〜ん……それだけ自信満々にアピール出来るのはそれはそれで凄いのかも?
良くも悪くも、スパイダーマンはアメリカを代表するヒーローってことですね。


そういえば、「ブラック」になった直後、ぶら下がってビルに姿を写すシーンで、予告では写ってたのは「ノーマル」でしたが、本編では「ブラック」のままでしたね。
ポスターの立ち位置も違ってたし(アメリカでは鏡の中がブラック。日本では鏡の中がノーマル)、何か特別な意図があったんでしょうかねぇ?
:: 映画(2008年まで) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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