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パフューム
『究極の香水――その原材料は…』
のコピーでおなじみ(?)の「パフューム」、公開2日目の3/4に観てきました。
丁度相方が来てたので、相方の希望を聞きつつ、「ゴーストライダー」と競ってレビューの総合評価が高かったこっちを選択。
真っ昼間に観る作品じゃないですが、麗らかな日曜の午後に映画館入りでした。
ストーリーは、
18世紀のフランス・パリ。この時代、花の都は悪臭に支配されていた。
臓物の腐敗臭たちこめる魚市場の片隅で、産み捨てられた赤子。
欲深い人々の間を売られ続けた彼は、やがて逞しい青年へと成長する。
親の顔も親愛の情すらも知らない、哀れな青年グルヌイユ。
しかし、彼は人類に二人といない才能に恵まれていた。
あらゆる『香り』を嗅ぎ分けることができる驚異的な嗅覚。
そんな彼が突如として出会ったのは、永遠とも惑う夢心地な香りを放つ少女だった。
『香り』に夢中になるが余り、少女を殺めてしまうグルヌイユ。しかし、彼を突き動かした感情は、「この香りを永遠に保ちたい」……ただそれだけだった。
やがて、調香師として香りを保つ法を得たグルヌイユは、ついに究極の目的へと進み始める。
人ならざる者の道を――。
そして、彼の目指した香りの終極とは――

……と、まぁ、こんな感じです。

70点。(脚本:3/演出:4/映像:4/音楽:3/配役:4)

見終わった感想は、「んー まぁこんなもんでしょ」。
最近こう思う作品が多い気がしますが……それだけ無難だったってことです。
ストーリーは極めて一本道。途中、障害となるキャラクターが出て来るわけでもないですし、ラストまでおおむね予想の範囲内。
後半にTVCMでもバンバン出てた「集団裸体」のシーンが出て来るわけですが、あれもエロチズムってより、時々動物保護団体とかがやってる裸体デモ……それを想像しちゃう程インパクトは薄く、せいぜいが聖書の世界を描いた絵画でした。
番宣とかで「エロエロ〜」と思って期待してる人はかなりガッカリするでしょうね。
(実際、隣で見てたオッサンはエロ目当てだったらしく、しきりに舌打ち&居眠り)

結局のトコロ、「愛を知らないボクちゃんが、フェロモンにガーンとやられて、それ以来フェロモン香水作りに没頭し、十数人の処女から集めたフェロモンを調合して作った香水片手に人々にエロエロパワーを振りまくが、本当に欲しかったのは最初にガーンと来たオナゴとの愛(セックス)だった」ってお話です。
なんか、「ヒキコモリ坊ちゃんがフーゾクに目覚めちゃった様」を観たような……ミモフタもないですが、「人の奥底にあるのは性欲。人の本能やら快楽やらを呼び起こすニオイはフェロモン」――そう言うことなんですよね?っと。
ただ、原作では、主役の彼はあくまで「香り」にしか興味が無くて、最後で人間を超越し正に「天使」になっちゃうんですが、映画版は「それでも人間なのよ」ってあたりが強調されてて、それが鼻につく感じでした。(正に、そこが匂ってた)

まぁ、ストーリー的にはオチに捻りがあるわけでもなく、ひたすら最低なんですが、描き方とかラストシーンとかは童話的というか神話的で良かったと思います。
「本能の行き着く先は性欲。性欲の果てにあるのは食欲」
ん〜 聖書です。
むしろ、私的に気に入らなかったのは、次々と狩られていくオナゴたちの最後の標的のコが思わせぶりに描かれておきながら、結局同じようになってた……ってのがなんとも。
思わせぶりだったからあれでよかったのかなぁ?って、多分違う結末を望んでたんでしょうね。
なんて、「実は、フェロモンに惹かれてたんじゃなく赤毛フェチだった」。
……そんなんだったらイヤだなぁ。
:: 映画(2008年まで) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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