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名犬ラッシー
名犬ラッシー新年一発目に行ってきました。
「今更名犬ラッシー?」と思わなくもないけど、まぁ、かつては「フランダースの犬」、今期は「犬神家の一族」もリメイクされてるし、改めて「ラッシーってどんな話?」と訊かれて答えられない人も多いだろう――「帰ってくるんでしょ、犬が?」とかかな。「飼い主待ってる犬でしょ」もあるかも?――から、良いのではないかと。
それでも「子供向け」にカテゴライズされてるらしく、吹替版のみの日中のみ。
ファーストデーで1000円だから行ったって感じです。(邪道な……)
75点。(脚本:3/演出:4/映像:5/音楽:3/配役:4)

大筋は、
貴族の気まぐれで買い上げられ、別荘(?)のスコットランドに連れて行かれたコリー犬が、はるばる800キロ離れたヨークシャーまで歩いて帰ってくる。
……って、皆さんご存じのとおりです。
なんですけど、ちゃんと、「主人公の家族(炭坑夫)の生活」とか「昔ながらの理不尽な差別」とかが描かれてて、より原作に近くなってました。
逆に言うと、より雰囲気を出そうとしてか、全体的に「人種&階級差別的描写」や「動物虐待描写」が多めで、あんまり小さいお子様には向かないですね。
ま、動物虐待も「叩いてる絵」は出ても「叩かれてる絵」は無いし、時代背景(第一次世界大戦前)を考えると、あれくらいでOKなんですけど。

展開も単純で、観客が大筋を知っているのが大前提というか、あまり状況を説明しようとはしてなかったように思えます。
例えば、主人公ジョーのお母さん(サラ)は看護婦なのですが、劇中で看護婦として働いてるシーンは無く、一言「サラ、早くコート着て!」「どうしたの? ケガ人?」ってセリフがあったのみ。あとラッシーを買い上げた貴族は炭坑の持ち主でもありますが、ただのわがまま貴族ってだけで、そこまでちゃんとわかるセリフとかは無かったですし、その炭坑も、いきなり閉山になったり……と、とにかく展開が早!
その分、ラッシーとジョーの心の絆が描かれ……てもなかったですし。
学校迎えに行くシーンがあって、ベッドで寝るシーンがあって、売られて檻に入れられても帰ってくるシーンがあって……あれ、それだけか??……て、感じです。
大半はラッシーの旅シーンに費やされて、それはそれで良かったんですが、「そこまでして帰りたい家」って動機を印象づけるにはちょっと弱かったですネ……。

文句ばっか並べてますが、牧歌的・文学的な描写を多く採り入れていて、終始ほんわかとした雰囲気なので、私的には「なかなか良作」でした。
変に動物を冒険させてる「造った感」も無かったし、大好きな「大草原の小さな家」みたいなニオイもあって、実になごみました。
ただ、犬の映画なので、「犬好き向き」ではありますが、
「可哀相なシーン」と「可愛いシーン」を比べると、量は後者のが大だけど、重さは前者のが大なので、「可哀相なシーンはダメ!」って人には向かないかもです。(うちの相方とかね)

ところで、主人公の名前は「ジョー」ですが、私の中では「名犬ラッシー」の主人公の男の子の名前……というと、「ジョン」なんですが、これってイギリス英語とアメリカ英語の違い? それともアニメ版のみの変更なんでしょうか??(アニメだと他の作品に「ジョー」って名前のキャラが出てくるので)
:: 映画(2008年まで) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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