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借りぐらしのアリエッティ
借りぐらしのアリエッティ サウンドトラック アリエッティ観てきました。

原作は子供の頃に愛読した児童小説。
メアリー・ノートンは、バーネットやワイルダーほど"心の友よ"な存在ではなかったですけど、それでも「魔法のベッド」シリーズともども「床下の小人」もよく読んだものです。
作品そのものより、図書館に引っ越したいと思ってたガキんちょ時代を思い出し、ちょっくらノスタルジー
だから、「現代の東京に舞台を移し」と聞いた時はめちゃショックで、「ジブリのバカヤロー!! 観に行くもんかコンチクショー!!」と思っていたのですが、公開が近づき、CMが流れるようになるとやっぱり気になり…結局、公開初日に行っちゃいました ホント、単純な脳みそです

感想は以下にて…。
80点 (脚本:3/演出:5/映像:5/音楽:4/配役:2)

良かったです。面白かった
お話のスケールは、小人だけにとことんちっちゃくて、ラストもあれ?これでおしまい?って簡単なものでしたが、「小人の生活感」に重点が置かれてたのがとても良かったです。
やっぱ、ファンタジーに大切なことって、派手な冒険や技術(魔法やら超科学やら)じゃなくて、「その世界なりの日常を描くこと」だよなぁ…と。
特に、冒頭からしばらく続く"借り"シーンが素晴らしかった!
あれをあんな風に使うのか!とか目で楽しみ、あんな音がこんなことに!とか耳で楽しみ、映画館のスクリーン&音響効果炸裂でした。
ホント、今回"音"がなんとも素敵すぎます。"音楽"じゃないんですよ、"音"です。
今でもあれやこれやと耳に蘇ってきます。

…と、「その世界の日常を描くこと」に関しては文句の付け所もなく素晴らしかったですが、1本の映画にすべく加えられた「ドラマチックさ」がどうにもこうにもすべて余計で、そこはイライラしっぱなしでした
何かって、そりゃ「人間」の描き方です。
特に、悪役ポジションだった家政婦のばあちゃんがホント余計!
いかにもな"ジブリばあちゃん"なのですもん。
悪気はなくて、愛嬌だけで周囲を振り回す大きな子供。
ポニョが婆になったかのような…中身がメイの荒れ地の魔女のような…もはや害獣です
あれなら、ネズミ駆除の業者に追い立てられた方がよっぽどマシだったよ。
ばあちゃんに充てた尺を割り当てれば、空気だった病気少年・翔もキャラが立っただろうに…。
そこさえなければ、ホント「名作」と呼べる作品だっただけに、ザンネンしきりです。
…ま、そこを取っ払っちゃったらまったくもってジブリ色は失せてたけどね。

あ! 気に入らない点はもうひとつ――やっぱり芸能人三昧は嫌だ!!!
特に神木隆之介はNO〜〜〜!
演じ分けも出来ないし、何役もやってるのにずっと棒…嫌気を通り越して寒気がするよ
それ以外のキャストも、なんだかんだ最近のジブリによく見る顔ぶれだし。
キャラに合わせての役者起用じゃなくて、役者起用のためのキャラ設定なんじゃねーの?
…そう思わざるを得ないです。
なんでわざわざ質下げるようなことをしたがるのか…。
全く持って鈴Pの考えは理解できません。
「この作品を名画としてライブラリに収める一本にしよう!後世に残そう!」
そういう気持ち、あの人にあるんだろうか??
「その時に売れればOK」
だけなんじゃなかろうか…


ちなみに、なんかのキャッチコピーで、
「アリエッティは新時代のナウシカだ」とかあったけど、ど・こ・が??
まだサツキかキキの方が近かったぞ。(気を使って行動して墓穴掘るところ)
確かに虫とは仲良しのようであったがね…
:: 映画(2010年) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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