<< タイタンの戦い | TOP | プリンス・オブ・ペルシャ >>

告白

告白「告白」観てきました!

湊かなえ作品はペラリと立ち読みしたことある程度で、「告白」より「少女」の印象が強く、映画も事前の予告をスクリーンで観ることがなかった――ここ最近、東映邦画をあんまり観てなかった――ので、単に「松たか子主演で中学校舞台の映画やるらしい」という認識しかなったのだけど、CMでの短いながらも彼女の名演技を見て一気に観に行くモードに。
ホントは、そろそろ終了の予感の「プリペル」優先したかったんだけどね 「プリペル」来週までやってるのかなぁ???

てなわけで以下感想。(ネタバレ無しです)

95点 (脚本:5/演出:4/映像:3/音楽:3/配役:5)

おおおおお、面白かったです!
面白がるような内容ではないし、凄惨なシーンが多く、楽しい息抜き場面は全くない上に、ハッキリ言って全く好みではないストーリーなのだけれど、なんでか面白かった
やはり、役者の力でしょうね。
松たか嬢もそうだけど、木村佳乃の演技が鬼気迫ってて……いや、笑えるほど純粋ダメママなのが妙に似合いすぎてて、引き込まれましたよ。
生徒役の面々も、変に背伸びして無くて、いかにも「青臭い中学生」なのが◎
それに、原作の力なのか脚本の力なのかは分かりませんが、ちょっとした言葉が、すべて伏線として集約していく様は、見てて気持ちよかったです。
映画のタイトル通り"告白"ありき、ほとんどが語りで進行するんですが、長セリフなのにまったく飽きが来ず、あっという間にラストシーン。
終わっても、自分を含め観客どもは放心状態。まっこと圧倒されました

ただね……お話しの展開はとっても良かったんですけど、カメラワークというかカット割り、場面のつなぎ方は、あんまり好きじゃ無かったかなぁ
「Aが立ち上がり、歩き出す」という場面に、それよりもちょっと先の場面(例えば泣くとか走るとか)を数秒差し込んだり、逆に、描かれてない前の場面がちらっと覗いたり…というのは、若干いらつきました。
なんか「この場面に次は注視しましょう」て誘導されてるみたいで…ややサブリミナル的 
あれは監督さんの味で、いつもの手法なんでしょうか?
なんだかとってもお節介
小説読んでる横で、国語の先生よろしく重要ポイントを解説されてる気分です。
これが最初から最後まで1本道に時間が進む話なら良いんですけど、今作の場合、回想は頻繁に出てくるし、"告白"に沿って一度過ぎている日より前のことが描かれたりするので、本当に時系列が戻っている…いわば「登場人物に流れる・感じる時間」なのか、視聴効果として「観客に流れる・感じる時間」なのかがぐっちゃ。
せっかく出オチとも言える衝撃な導入だったのに、落ち着かない時系列のせいで、後半緊張感がほとんど薄れちゃってたのが、心底残念でした。

とはいえ、久々に良い邦画でした! 今のところ、本年度NO.1かな??

惜しむらくはR-15。
「少年法」云々が出てくるので、万一「コレ見て真似しようと思った」とかガキンチョの犯罪の言い訳に使われたらかなわん…と、中学生に対しての予防線なんでしょうけど、折角中学生に主軸を置いた話なんだから、R-12でPG-15(12〜15才は保護者同伴ならOK。そんな規定は存在しないけど)くらいにして欲しかったなぁ。
「バトルロワイヤル」なんかより、ずっとずーっと中学生向きだと思うけど。
まぁ、実際の中学生が見たら色々と痛すぎるだろうけどね

ちなみに、あのクラスが今の中学生の平均的な姿だとは思いたくないなぁ……。
:: 映画(2010年) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
コメント




※文中にメルアドやURLがあると弾かれます。管理人への連絡は、こちらに記載のメルアド宛にお願いします。
トラックバック URL
http://blog.nisekobox.com/trackback/282