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シャッター・アイランド
シャッター・アイランド (レオナルド・ディカプリオ 主演) [DVD] 「シャッター・アイランド」観てまいりました

久々のデカプー主演。
映画館で観たのだと、「ブラッド・ダイヤモンド」以来だなぁ。
年食って、なかなかイイカンジになってきたデカプー
今回もきっと、土にまみれて、水に浸かって、風に吹かれるんだろうな〜っと、期待しつつ、珍しく満員なレイトショーに突入でっす

以下ネタバレです。
65点 (脚本:5/演出:3/映像:3/音楽:2/配役:3)

かなーーーーり、良かったです!!
が、ぜんっぜん! 好きにはなれないな、この映画…

ストーリーは、
殺人犯罪を犯した、重度の精神疾患者を収容する病院島・シャッターアイランド。
そこで、女性患者の失踪事件が発生する。
調査のため派遣された保安官・テディは、相棒の刑事チャックと共に施設と関係者を探るが、誰もが口を揃え同じ証言をし、まるで真実を語ろうとしない。
何かが隠されていることは明白であるにも関わらず…。
進まない捜査のためか、次第に頭痛と悪夢に悩まされるようになるテディ。
そんな彼に、チャックが尋ねる。
「あんたは何か隠してる。どうしてこの島に来たんだ?」
「この島には、あいつがいるんだ」
テディは、愛する妻を放火魔によって殺された過去を持っていた。
憎むべき放火魔が島にいることを突き止め、復讐にやってきたのだった。
しかし、事態は彼が思うのとは違う方向へ進展し続け、ついには相棒チャックが失踪。テディ自身にも危機が訪れる。
果たして、島に隠された秘密とは!?
テディが追い求める先にあるのは真実か、それとも……??

って感じです。

予告を見た時は、密室殺人推理モノなのかなぁ…と思ってましたが、じぇーんじぇん。
「精神疾患者テディのぐるぐる妄想劇」だったとは
いや…正常だったのが実験のために洗脳されたとも取れるラストなので、本当にそうかとは言い難いけど…。

確かに伏線とか展開は良かったんですが、とにかく全編陰鬱なのと、入口と出口が同じで、まったく救いが無いまま終了するので、見終わった後に残るのは疲労感ばかり…
もうちょっと、ウィットな部分とか欲しかったなぁ。ラストも、もう少し救いが欲しい!
ミステリーと言うより、なんだか史実物を見た気分でしたよ

それと、なによりも気分が下がった要因が、ロボトミー
この一言で、がくーーーーーーーんと、魔法の様にテンション下がりました

ご存じの方はご存じかと思いますが、ロボトミーとは、脳の一部(前頭葉)を切除することで、暴力性が抑えられ、穏やかな気質になるとして、かつて精神病患者に施されまくった悪魔の手術です。(「ロボットっぽくなるからロボトミー」じゃないですよ。「葉を切除する」って意味です)
確たる実証もなく、ただ成功例だけを並べ立てて、最終にして最良とされた方法なんです。
実際は、穏やかな気質になるなんてものではなく、廃人になるだけ……そりゃそうですよ。脳みそ切っちゃうんですから。しかも手術法も、頭蓋骨に穴を開けて、マジックハンドみたいなモノつっこんで、脳を切って掻き出す……正気じゃないですよね
劇中でも、ナチスの収容所とか話題に出てましたが、ホントそれと同じ。ただの人体実験です。

で、日本でかつて「ロボトミー殺人事件」というのがありまして、劇中の流れが、とにかくこの事件を彷彿とさせて気分が悪い…
ラストなんて、「夕日をバックにたたずむ灯台を眺めたデカプーが物思うシーンの後、管理棟に特攻して主治医を殺害。守衛に撃たれて死亡」とかになるんじゃないかと、違う意味でハラハラでしたよ。

原作のミステリー作家が、日本の事件を参考にしてたかはともかく、かつて世界中で行われまくった手術だけに、似た様な事件は至る所で起きてたんだろうな…。
そう思うと、なまじっか「ミステリー」とも言い切れず、なんだかとってもモニョります

この気持ち悪さは、ロボトミー殺人事件のことを知らないと分からないかも…。
興味のある方は、ぜひ調べてみて下さい。あえてリンクは貼りませんので。
相当、凹みますよ……。
:: 映画(2010年) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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