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ドルフィンブルー
『ドルフィンブルー~フジ、もういちど宙へ~』『ちゅらうみ~沖縄美ら海水族館への招待~』Original Sound Track沖縄の「美ら海水族館」にやってきた若き獣医師・植村一也(松山ケンイチ)。彼は、獣医としての希望と野心に燃えていたが、イルカの世話やプールの清掃などに愚痴をこぼし、チーム内でもなかなか馴染めない。
そんな彼が世話をするイルカのフジが、ある日、尾びれが腐る謎の感染症にかかってしまう。
次第に衰弱していくフジ。植村は壊死した尾びれを切断することを決断する。
治療が功を奏し、一命を取り留めるフジだが、尾びれを無くしたイルカは泳ぐことも出来ない。
「再び、泳がしてやりたい!」 フジに人工尾びれを与えることを思い付く植村だが、チームの目は冷ややかだった。
果たして、植村の奮闘が実を結び、フジが再び泳げる日は来るのか!?


イルカのフジのことは、尾びれの病気が公になったあたりから知ってたので、「人間ドキュメント」で取り上げられた時もバッチリ録画もしたりして、結構入れ込んで見てました。(同じような対象としては、シロクマのピースも)
だから、映画としてはあんまり期待してなかった――「主演・松山ケンイチ?ふーん」って程度だった――んですが、「フジ目当て」としてはちょっぴり期待。
試写会組の感想がパッとしなかったので、なんとなぁく嫌な予感もしつつ……。
そんなこんなで、公開初日に行ってきました。
25点。(脚本:1/演出:1/映像:2/音楽:1/配役:3)
ダメ映画。
ホント残念ですが、それに尽きました。
(先週、「憑神」で「本年度最低作品決定」と思ったもんですが、早くもそれを上回る作品が現れようとは……)

開始早々、松山ケンイチ君が小学生とチャリ競争するシーンで、「こりゃ、ダメだ?」とガックリしたんですが、そのダメな印象のままラストまでいっちゃってました。
何がダメって、根本的に脚本がダメ。
てか、フジの話じゃないの??
「両親に捨てられて、おじいと暮らしてる女の子」
「松山君が東京に残してきたカノジョ」
「チョイ悪おやじな館長」
「同僚の結婚」
「おじいさん死去&お葬式」
……この辺が、フジと何の関係があるっていうんデショ??
そもそも、松山君の「新米獣医師奮闘ス」みたくなってるのが意味不明ですよ。

フジが物語に絡んでくるのも中盤で、それもいきなり。
一番の肝心要な要素であろう「人工尾びれ」も、試行錯誤する様はほとんど描かれず、届いた新作をポンポン着けるだけ。
多分、イルカのシーンは、トータル20分も無かったと思います。

そんな、ただでさえダメなのに、前後の脈絡無しに「沖縄の自然」とか「沖縄に住む人々の情景」とか挿入されてるのがなおさらテンポを悪くしていて、もはや何の映画にしたいのかすら分からず……。
とにかく、見ててムカムカするシーンばかりで、正直、途中で帰ろうと思ったくらいでした。(友人と行ってなかったら出てたかも)
更に、音楽と映像(カメラワーク)もダメで、もはや破滅的。

音楽は雰囲気に全く合わない「フゥ〜♪」とか「ハァ〜ン♪」とか気持ちの悪い不協和音しか聞こえてこなかったし、カメラワークに関しては、なんでもない会話の最中で左側のカメラから急に右側のカメラに変わったりして……「どうしたの? カメラ壊れた??」て、むしろ笑える程でした。
「見る価値無し」って、こういう作品に対して使うべき表現なんだろうなぁ。
ホント、ガッカリでした。


ちなみに、良かったのはやはりイルカや水族館の生き物が映るシーン。
スクリーンがそのまま水族館のガラスになったようで、まるで本当に美ら海水族館に行っているような、ほんわかした気分になりました。
採点の25点は、完全にイルカや水族館の生き物の取り分です。
:: 映画(2008年まで) | comments(0) | trackbacks(0) | posted by 二瀬古 
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